読書は1冊のノートにまとめなさい/奥野宣之/Nanaブックス/
![]() | 読書は1冊のノートにまとめなさい 100円ノートで確実に頭に落とすインストール・リーディング (2008/12/05) 奥野宣之 商品詳細を見る |
◆それより、自分にいま必要な情報を理解して、それをサポートする一冊一冊をしっかりと選ぶ。そしてその一冊と真摯に向き合い、本から学ぶ努力を重ねる。(p005)
☆多読は大切。ひとつのテーマについて、いろんな角度から情報を得る。ただ、ダラダラ読んでも意味がない。質のある量が、大きな質になる。
◆何でもごちゃまぜのまま一元化しておいたほうが、かえって情報同士がリンクしていろいろな場面で役に立つのです。(p024)
☆超整理法でも一元管理の提言があった。ただし、この場合は、アウトプットとしてのアイデアのことをいってるんだと思う。アイデアの組み合わせを実現する方法のひとつ。関係なさそうな情報が、本質的にはつながっていることもある。
◆日ごろから、本につながる情報を探す。つまり、日常に取材すれば、自分の本当のニーズを反映した「探書リスト」ができあがるのです。(p051)
☆日常的に、気になるテーマについて、アンテナを張りつづけること。テーマに関する情報を調べる。深く知る。それに関する本が出ていないか調べる。その集合が探書リスト。本屋で衝動的に買うだけでは無駄も多い。
◆同時にメモを取らなければただの散漫な思考に終わるのも事実です。(p067)
☆常に何か考えているはず。でも、入ってくる情報が多すぎて、通り過ぎてしまうことも多い。思ったことや感じたこと、アイデアは、必ずメモに書き留めておく。積み重ねたものは、自分のためだけのアイデアブックになる。
◆抜き書きをする箇所は厳選し、自分の感想は短く深く書くようになるんですね。そのためには読み終わったあと、どのページのどの行を引用して、読書ノートを作るか、書き出す前に考える。(p085)
☆このメモが読書ノートなんですが。まだ短く深くできてません。これをするためには、もっと深く文章の本質を考えなければなりません。
◆「読んだから読書ノートを作る」のではなく、「読書ノートを作るから読む」のです。(p087)
☆最大の目的は、データベースの作成。仕事への応用。そのための読書は、情報集め。読書ノートをつくることが前提になるのは自然だと思う。
◆自分の考えが覆された、認識が揺さぶられた箇所がもっとも抜き書きのしがいのあるところです。(p107)
☆自分の考えが裏づけされた箇所にホッとして、そこばかりが記憶に残る。よくあります。でも、本当に大事なのは、自分の知らなかった知識やモノの捉え方。これこそ、自分の知識を深く立体的にするために重要な箇所です。
◆情報がいくらあっても、組み合わされなければ、アイデアは発生しない。アイデアは情報と情報をつなぐ補助線をどれだけ引けるかにかかっているのです。(p151)
☆良質のアイデアを出すためには、軸になるテーマで深い知識をもつ。たくさんの知識量を広くもつ。知識を目に見える形(メモ)にしておく。関係ないと思っても、無理やりにでもつなげてみる。
◆一冊読むより三冊読むほうが簡単なこともあります。(p164)
☆1冊の本だけで理解しようとするより、同じテーマの数冊の本を読んだほうがいい。著者が違えば、見解が違う。見解が同じところと違うところ。比較していけば、そのテーマの大まかな本質が見えてくる。数冊まとめて1冊の本って考えてもいいくらいじゃないかな?